計画外の機器作動は作業ミス 女川原発、再稼働に影響なし

AI要約

東北電力女川原発2号機で非常用ガス処理系の計画外作動トラブルが発生。

トラブルの原因は端子に関連する作業ミスで、再稼働計画には影響なし。

安全対策の強化が重要で、放射性物質漏れはなかった。

 東北電力女川原発(宮城県女川町、石巻市)2号機の原子炉建屋で「非常用ガス処理系」と呼ばれる機器が計画外に作動したトラブルで、東北電は19日、原因は機器につながる端子に関連する作業のミスだったと発表した。再稼働の主要工程とは別系統の作業で、再稼働計画には影響はないとしている。

 非常用ガス処理系では6月にも別のトラブルが発生。東北電の担当者は「同じ事象を発生させないため、社員の現場力を向上させる」と話した。

 今回のトラブルは9月13日に発生。事故時に原子炉建屋から放射性物質が外部へ漏れるのを低減する「非常用ガス処理系」が作動した。実際に事故はなく、放射性物質の放出はなかった。