野田氏リード、枝野氏追う 泉、吉田氏支持拡大に苦戦

AI要約

立憲民主党代表選の動向について、野田元首相がリードし、枝野前代表が追いかける状況が明らかになった。泉代表と吉田議員は支持拡大に苦戦しているものの、情勢はまだ流動的である。

国会議員への調査では、野田氏が最も多くの支持を集めており、次いで枝野氏が続いている。一方、泉氏と吉田氏は推薦人からの支持を確保するのに苦戦している。

党支持層を対象にした調査では、野田氏が最も支持を得ており、枝野氏、吉田氏、泉氏の順に支持率が高いことが判明した。

 立憲民主党代表選(23日投開票)に向け、共同通信社が国会議員への取材に加え、党支持層を対象に15、16両日に実施した電話調査を踏まえて動向を探った結果、野田佳彦元首相(67)がリードし、枝野幸男前代表(60)が追いかける情勢が判明した。泉健太代表(50)と吉田晴美衆院議員(52)は支持拡大に苦戦している。国会議員の約2割が態度不明な上、投票権を持つ地方議員や党員・協力党員と支持層は必ずしも一致しない。情勢はなお流動的だ。

 1人2ポイントを持つ国会議員(136人)への聞き取り調査では、約40人の支持を固める野田氏がトップで、枝野氏が30人程度で続く。泉、吉田両氏はいずれも20人前後にとどまっており、立候補のために確保した推薦人からの上積みに難航している。

 党支持層を対象とする電話調査で、新代表に誰がふさわしいか尋ねたところ、野田氏58.8%、枝野氏20.9%、吉田氏7.8%、泉氏7.6%だった。