【速報】斎藤知事「不信任決議案」可決 知事の判断は「失職」か「議会解散」か それとも「辞職」か パワハラなど疑惑めぐり 全議員が賛同

AI要約

兵庫県の斎藤知事がパワハラ疑惑により不信任決議案が可決された。

斎藤知事は自身の選択肢について慎重に考えている。

知事に対する不信任決議案の成立は全国で5例目であり、注目を集めている。

兵庫県の斎藤知事のパワハラなどの疑惑をめぐり、19日の県議会で知事に対する不信任決議案が全会一致で可決されました。

総務省が把握する1966年以降、知事の不信任決議案の成立は全国で5例目となります。

自民や維新県議団などの全ての会派と無所属を含む全議員86人は19日の県議会の本会議で、「告発者の命を守れなかったという事実は大変重く、責任は大きい。県政の停滞と混乱、県益の損失は許されるものではない」などとして、斎藤知事に対する不信任決議案を提出しました。

決議案は全会一致で可決され、斎藤知事は10日以内に議会の解散か失職かを選択することになります。

19日午前、議会に先立ち囲み取材に応じた斎藤知事は不信任案が可決された場合の自身の選択について「県民の負託を3年前に頂いた。しっかり熟慮していきたい」と語り、19日中に判断するか明言しませんでした。

【兵庫県・斎藤元彦知事】「3年前に県民の皆さんに大きなご負託を頂きました。新しい兵庫に向けた改革を進めてきました」

「改革をこれからもやっていくという思いを持っていますから、県議会の判断を踏まえて自分なりの考えを判断していきたいと思っていますので、その点は県民の皆さんになんとかご理解を頂けるようにしていきたいと思っています」

また、午前の本会議でも、提出議案の説明に入る前に、斎藤知事は「兵庫の未来のために、新たな施策や取り組みなどに全身全霊を注いできた。県民や職員など多くの皆さんにご理解、ご協力を頂けるよう、信頼回復に向けて最大限の努力を重ねる」と語りました。

総務省によると、これまで知事に対する不信任決議案が可決されたのは全国で4例で、いずれも辞職か失職を選択し、県議会を解散した例はありません。

今後、斎藤知事が失職するのか知事による初めての議会解散を行うのか、それとも自ら辞職するのか、注目されます。