不信任への対応「知事は孤独 自分で考える」と斎藤知事 県議が「告発者の私的情報漏えい」調査申し入れも

AI要約

兵庫県の斎藤知事のパワハラ疑惑について、告発者の私的な情報が漏えいした疑いがあり、県議会議員が調査を申し入れました。

17日午後、取材に応じた斎藤知事が不信任への対応について語り、兵庫県庁で様々な動きがあったことが報じられました。

元局長が告発したパワハラ疑惑に関連して、私的な情報が漏えいし関係者が厳重注意処分を受けるなど、事件は深刻化しています。

不信任への対応「知事は孤独 自分で考える」と斎藤知事 県議が「告発者の私的情報漏えい」調査申し入れも

兵庫県の斎藤知事のパワハラ疑惑について、告発者の私的な情報が国会議員にまで漏えいした疑いがあり、県議会議員が調査を申し入れました。

17日午後、取材に応じた斎藤知事。

あさって19日に提出される見込みの「不信任決議案」への対応について、質問が相次ぎました。

【斎藤知事(17日午後1時半ごろ)】

(Q不信任への対応は、一人で考えるのか、相談相手はいるのか?)

「知事というのは…やはり…判断には孤独な面もずっとありますので、自分でしっかり考えて…」

17日も、斎藤知事の疑惑をめぐって、兵庫県庁で様々な動きが。

【丸尾牧 兵庫県議会議員】「知事宛ということで、申し入れ書をお渡ししたい」

兵庫県の丸尾県議会議員は、元西播磨県民局長の私的な情報が漏えいした疑いについて調査するよう県の人事当局に申し入れました。

ことし3月、元局長が斎藤知事のパワハラ疑惑などを告発し、真偽を調査するための百条委員会が設置されました。

元局長は証人として出席が決まっていて、疑惑と関係のない私的な資料について、公開方法などの配慮を求めていましたが、要請直後に死亡。

関係者によると、調査に当たっていた、総務部長(当時)らが元局長の公用パソコンなどから私的な情報を持ち出し、一部の県議に漏洩させた疑いがあるということです。

また先週、日本維新の会は、掘井健智衆議院議員が、元局長の個人情報を街頭活動で一般の人に向けて話したなどとして、「厳重注意」の処分を下しました。

堀井議員は、「噂話を元に話した」と説明しているということです。

掘井議員は元・兵庫県議ですが、維新の会は県幹部からの情報漏えいは「考えにくい」としています。

【丸尾牧 兵庫県議(17日午後2時頃)】「外部流出ですから非常に深刻な状況。

違法なパソコン押収だと思うが、それで行為にもとづき取られた個人情報が色々なところに流出している。きちんと対応策、問題解決にあたっていく。

再発防止に努めることが県に求められるミッション」