紀子さま、出産・育児から復帰した研究者と交流 自らも研究再開経験

AI要約

秋篠宮妃紀子さまが東京で研究者の集いに出席し、出産や育児から研究現場に復帰する若手研究者を励ましました。

紀子さまは自身の研究再開経験を共有し、参加者と熱心に意見交換を行いました。

紀子さまは研究者たちの努力と協力を称賛し、復帰を支援しています。

紀子さま、出産・育児から復帰した研究者と交流 自らも研究再開経験

 秋篠宮妃紀子さまは17日、東京・元赤坂の明治記念館で、出産や育児から研究現場に復帰する研究者の集いに出席し、「皆さんの活躍をお見守りしています」などと励ました。

 この日は、日本学術振興会が2006年度に創設した「特別研究員―RPD制度」を利用して研究を再開した若手研究者ら約20人が集まり、研究に復帰するまでの道のりや経験談、自身の研究内容などについて発表した。

 自身も悠仁さま出産後にお茶の水女子大での研究を再開した紀子さまは、メモをとりつつ熱心に耳を傾けていた。

 その後の懇談会で紀子さまは参加者のテーブルを巡り、一人一人と言葉を交わした。国立民族学博物館研究員の深海菊絵さん(43)は海外での調査には夫が休みを取得して同行してくれることを話すと、紀子さまは「協力あっての研究ですね」と感心した様子だった。約10年前にこの制度を使って復帰した京都大学の天野恭子准教授(52)には「皆さんの希望になっていると思います」と伝えたという。(中田絢子)