「音や衝撃もなくスーッと停止」 東北新幹線の連結分離、乗客証言

AI要約

東北新幹線で新幹線の連結が外れて停車した事件が発生。

乗客は緊急事態に冷静に対応し、車内アナウンスを待つ。

はやぶさだけが仙台へ向かうことが決定され、乗客は長時間の遅れに疲れを感じている。

「音や衝撃もなくスーッと停止」 東北新幹線の連結分離、乗客証言

 19日午前8時7分ごろ、東北新幹線の古川―仙台駅間で、東京に向けて走行していた新幹線の連結が外れ、いずれも線路上で停車した。JR東日本によると、盛岡駅で「はやぶさ6号」(10両、乗客約200人)と「こまち6号」(7両、乗客約120人)を連結して走っていたが、何らかの理由で分離したという。

 仙台に向かうため、はやぶさ6号に乗っていた盛岡市の男性(59)は電話取材に「音や衝撃もなく、スーッとスピードが落ちて動かなくなった。何だろうと思っていたら、『連結に支障があり、点検します』という車内アナウンスがあった」と停車時の様子を説明。「今はトのトンネル内で停車している。長時間待たされて疲れる」と話した。

 車内に慌てた様子の乗客はおらず、周囲には仕事のやりとりで電話している人もいたという。男性は「その後、『準備ができ次第、はやぶさだけ仙台に向かいます』と車内アナウンスがあった」と語った。【佐藤丈一】