日本がワクチン提供で最大支援 エムポックス、WHO

AI要約

アフリカを中心に拡大するエムポックス(サル痘)に対し、日本や欧米が計360万回分以上のワクチンを提供することが明らかに。

日本からは約300万回分の天然痘ワクチンが提供されるほか、米国やEUも62万回分のワクチンを提供する。

KMバイオはLC16の緊急使用許可申請を行い、審査が進められている。

 【ジュネーブ共同】世界保健機関(WHO)は16日までに、アフリカを中心に感染が拡大するエムポックス(サル痘)について、日本や欧米が計360万回分以上のワクチン提供を申し出たと明らかにした。うち約300万回分は日本からで、WHOによると、これまでで最大の支援という。

 日本が提供するのは、明治グループの製薬会社KMバイオロジクス(熊本市)の天然痘ワクチン「LC16」。米国や欧州連合(EU)は、デンマークのバイオ企業、ババリアン・ノルディックのワクチンを約62万回分提供する。

 KMバイオは既にLC16の緊急使用許可をWHOに申請、審査が進められている。