泉氏「連立構想必要」vs.枝野氏「力強さ示せぬ」 立民代表選、政権の在り方巡り論戦  今週の野党

AI要約

立憲民主党は包容力を持ち、ミッション型内閣で各党が提案する政策を実現したいとする泉健太代表の発言。

野田佳彦元首相は立憲民主党における最後のピースとして党代表選に立候補した理由を語る。

枝野幸男前代表は単独政権の重要性を訴え、外交問題への力強い対応や理想論への抵抗を述べる。

泉氏「連立構想必要」vs.枝野氏「力強さ示せぬ」 立民代表選、政権の在り方巡り論戦  今週の野党

選挙戦略や党運営、重要政策を巡る方針と、さまざまな懸案に関する野党幹部らの発言を採録した「今週の野党」をお届けします。

■包容力を持って

立憲民主党・泉健太代表

単独政権を目指すと繰り返し言っているが、何らかの連立構想は必要だ。比較第一党を取ることによって核になる。包容力を持って、「ミッション(使命)型内閣」で各党が言っている政策も実現したい。

(10日の党代表選候補者討論会、次期衆院選を展望して)

■最後のピース

立憲民主党・野田佳彦元首相

枝野幸男前代表が立憲民主党を作った。その後、泉健太代表が3年頑張って「政権交代前夜」まで持ってきた。敬意を表したい。でも、党のコアの支持層を固めるだけでは政権は取れない。私は最後のピースの役割ではないか。そういう思いからだ。

(8日のNHK番組、党代表選に立候補した理由を問われて)

■組むとか組まないとか…

立憲民主党・枝野幸男前代表

政権には「力強さ」が求められる。ロシアや中国と外交上しっかりと対峙しなければならない。米国の新しい大統領と外交交渉をしなければならない。(衆院選で)どこと組むとか組まないとか、そんな話ばかりが注目されている。これでは力強さを示せない。理想論とたたかれても、単独政権を目指すことが重要だ。

(10日の党代表選候補者討論会、政権構想を巡って)

■家計を支える

立憲民主党・吉田晴美衆院議員

食料品非課税が国民の家計を支える。(所得に応じて給付や控除を実施する)給付付き税額控除も選択肢としてあるのは承知しているが、家計が逼迫している状況で、分かりやすく伝わるのは食料品非課税ではないか。

(9日の党代表選候補者討論会、消費税の在り方について)

■手のひら返し

共産党・小池晃書記局長

今更だ。これまで自民党の反対で実現しなかったものばかりで、極めて無責任だ。政策決定の中心で強行してきた人が素知らぬ顔で手のひら返しをしている。

(10日の記者会見、自民党総裁選の候補が政策活動費廃止や防衛増税停止を主張していることを批判して)