小泉進次郎氏、大越健介キャスター「派閥?」質問への回答が話題 都知事選の立候補者も私見

AI要約

自民党総裁選に出馬した小泉進次郎元環境相が派閥の力学に関する質問に対し、無派閥である立場を強調しつつ、応援者を大切にする姿勢を示した。

テレビ番組での対応が、一部からは派閥政治への肯定として捉えられたが、賞賛する声もあった。

総裁選には他候補も出馬しており、各候補の特徴や動向にも注目が集まっている。

 自民党総裁選(27日投開票)に出馬した小泉進次郎元環境相(43)12日放送のテレビ朝日系「報道ステーション」に生出演し、キャスターの大越健介氏から問われた“派閥の力学”に対しての受け答えがSNS上で話題となった。

 大越氏は、無派閥で活動している進次郎氏に対して「菅(義偉元首相)さんという実力者が支援をしていると言われている。菅さんを慕う人たちが、ある意味、派閥のような形になっているということはないですか」と指摘。これに対し小泉氏は「菅さんであろうと誰であろうと、選挙になったら応援してくれたら一番ありがたいです。誰でも応援してほしいです」と発言した。

 大越氏は「なるほど」と一瞬、間をあけ「わかりました。簡潔ですね」と笑いながら、次の話題へと移った。

 これに対し7月の東京都知事選で「ジョーカー議員」の通称で立候補した河合ゆうすけ氏は「小泉進次郎氏、派閥政治をつい肯定してしまう」と私見をXに投稿。他にも「議論を避けた」「議論になってない」などの指摘もみられた。一方で、「うまく返したと思いますよ。『そうです』と答えらたら『派閥政治が残っている』と言われ『違う』と答えても『それを派閥と言うのでは?』と言われて、派閥政治から脱却していないようなイメージをつけられる。話が止まった時点で小泉進次郎の思い通り。なかなかの曲者ですな」などのコメントもあった。

 番組には、総裁選に出馬している高市早苗経済安保相(63)、小林鷹之前経済安保相(49)、林芳正官房長官(63)、上川陽子外相(71)、加藤勝信元官房長官(68)、河野太郎デジタル相(61)、石破茂元幹事長(67)、茂木敏充幹事長(68)も出演した。