斎藤知事、きょうも「続投したい」…不信任案可決される見通し 知事応接室には“贈答品”

AI要約

兵庫県の斎藤知事が不信任案への対応に追われており、続投の意欲を示している。最大会派の自民が19日の本会議に不信任決議案を提出し、可決される見通しだ。知事は引き続き続投を表明し、選択肢を検討している。これまでの成果と改革を強調しつつ、若い世代への投資を重視している。

知事は自己の改革点として、天下りの廃止や公用車の見直しなど69歳以上の公的職員、高級車のコスト削減などを挙げている。130億円の貯金積み立てや若い世代への投資に注力しており、これからも改革を続ける考え。

ただし、不信任案が可決される可能性が高く、議会の解散や辞職を選択肢として迫られている。知事の続投には賛否両論があり、今後の展開が注目されている。

斎藤知事、きょうも「続投したい」…不信任案可決される見通し 知事応接室には“贈答品”

不信任案が19日に可決される見通しとなった、兵庫県の斎藤知事。13日も、続投の意欲を示しました。その応接室には“おねだり疑惑”をめぐる品々が置かれていました。

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連日、登庁した際、取材に応じている斎藤知事。県庁の入り口で12日、次のような一幕がありました。

中へ入ろうとすると、県の職員でしょうか? お互い譲り合い、知事があとから中へ。“控えめ”な様子がうかがえます。しかしこのあと知事は、兵庫県議会の全議員から、辞職を求められることとなりました。

兵庫県 斎藤元彦知事(12日)

「それでもなおやはり、県政を担わせていただきたい。これからも斎藤県政として、しっかり担わせていただきたい」

一夜明けても…

──辞職しない考えに変わりはない?

兵庫県 斎藤元彦知事(13日午前)

「そうですね。昨晩申し上げた気持ちから変わりありません。続投したいという気持ちが強い」

何度も続投を表明する知事に対し、最大会派の自民などは、19日の本会議初日に不信任決議案を提出する方針を固めました。不信任案は可決する見通しとなっています。可決した場合、「辞職」か「議会の解散」かの選択を迫られますが…

──不信任案への対応は?

兵庫県 斎藤元彦知事

「法律の趣旨に基づいて、私としてどういう判断するか決めていく」

──「解散」の選択肢を排除したわけではない?

兵庫県 斎藤元彦知事

「様々な選択肢を検討していく」

なぜ、続投にこだわるのか。語られたのは、これまでの成果と県政の改革への思いです。

兵庫県 斎藤元彦知事

「いわゆる天下り、65歳以上をやめる。公用車も(高級車の)センチュリーからアルファードに変えた。県の財政を立て直すことをやってきた。これが結果として今130億円、県の貯金の積み上げにもなった。若い世代の投資に向けていくことが私の改革。この歩みを止めるべきではない」

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ただ、この3年で積み上げられたのは、成果だけではありません。