兵庫・斎藤知事「歩みを止めない」5回発言 改めて辞職を否定 来週木曜日「不信任決議案」可決確実の中

AI要約

兵庫県の斎藤元彦知事が来週木曜日にも不信任案可決される見通しとなった。斎藤知事は自身の実績をアピールしつつ、「歩みを止めない」と強調。

斎藤知事は贈答品問題や辞任要求に対し反省の言葉を述べつつも、「続投の意志」を示す。若い世代への投資や改革を続ける決意。

一方、兵庫県議会では全会派が不信任案提出で合意。議会解散や失職の選択が迫られるが、斎藤知事は決断を保留中。

兵庫・斎藤知事「歩みを止めない」5回発言 改めて辞職を否定 来週木曜日「不信任決議案」可決確実の中

来週木曜日にも県議会で不信任案が可決される見通しとなった兵庫県の斎藤元彦知事。けさ、自身の実績をアピールしたうえで、「歩みを止めない」と繰り返しました。

きのう、初めて報道陣に公開された斎藤知事の応接室。ゴルフのアイアンに姫路城をかたどったレゴブロック。阪神タイガースやヴィッセル神戸のユニフォームなど、斎藤知事が「おねだり」して受け取った可能性が指摘されている137点の贈答品のうち、25点が飾られていました。

その斎藤知事をめぐっては、86人いる全ての県議会議員が知事に辞職を迫る異例の構図となっています。

まさに「四面楚歌」の状況、おとといの会見では。

兵庫県 斎藤元彦 知事

「『がんばれよ』と当時も言っていただいていましたので、そこは…大変、申し訳ないなと。自分自身に対して悔しい思いではあります」

3年前の選挙で党内の一部が分裂してまで知事を支援した自民党から辞職要求が出されたことを問われると、目に涙を浮かべながら反省と謝罪の言葉を述べました。

そして、涙の会見から2日たったきょうも「続投の意志」は揺るがないようです。

兵庫県 斎藤元彦 知事

「県立大学の無償化、県立高校の環境整備、不妊治療であったりとか、若い世代への投資にしっかり向けていくことが私の改革ですので、この歩みを私は、やはり止めるべきではないという思い。厳しい状況ですけど、歩みを止めるわけにはいかない。しっかりやってきた歩みを続けたい」

合わせて5回「歩みを止めない」と発言。自身のこれまでの実績を強調しました。

一方、県議会では全ての会派が知事への不信任案提出で合意していて、来週木曜日の議会開会日に即日採決され、全議員の賛成により可決されるのが確実な情勢です。

不信任案が可決されれば、斎藤知事は10日以内に議会を解散するか、失職するかの選択を迫られることになりますが…

兵庫県 斎藤元彦 知事

「(Q.今は決めていない?)さまざまな選択肢があるので、これから判断する」

関係者によりますと、議会の解散で選挙が行われるなら費用は16億円に上る見込みだということで、斎藤知事の決断が注目されます。