ロシア軍の哨戒機が日本1周 空自戦闘機がスクランブル

AI要約

防衛省統合幕僚監部は、ロシア軍のTU142哨戒機2機が日本列島を1周する飛行を行った。航空自衛隊の戦闘機が緊急発進し、16回目のロシア軍機による列島周回と公表された。

ロシア軍機は島根県隠岐諸島沖から対馬海峡を通過し、沖縄本島と宮古島の間を南下。太平洋に入り、北方領土上空を飛行し、宗谷海峡から帰国した。

 防衛省統合幕僚監部は12日、ロシア軍のTU142哨戒機2機が同日、日本列島を1周するように飛行したと発表した。航空自衛隊の戦闘機が緊急発進(スクランブル)した。防衛省がロシア軍機による列島周回を確認し、公表したのは2019年6月20日以来で、16回目。

 防衛省によると、2機は島根県隠岐諸島沖から対馬海峡を通過して南下。沖縄本島と宮古島の間を抜けて太平洋に入り、北方領土上空を飛行して宗谷海峡からロシア方面に向かった。