吉田晴美氏「永田町の常識」覆した挑戦実現に「希望を見た」/立民代表選インタビュー

AI要約

吉田晴美氏が立憲民主党代表選への挑戦について、1期生での意義や出馬までの経緯、自身の強みなどを語った。

代表選での議論や癒やしについても述べ、料理が日々の癒やしであることを明かした。

吉田晴美氏の経歴やこれまでの政治活動についても簡潔に紹介されている。

 立憲民主党代表選(23日投開票)に立候補した当選1回の吉田晴美衆院議員(52)が日刊スポーツなどスポーツ各紙の取材に応じ、1期生での代表選挑戦の意義を語った。日々の「癒やし」についても明かした。

 吉田氏は衆院東京8区選出の1回生議員。2021年衆院選で、当時の自民党有力議員、石原伸晃氏をやぶり、一躍注目された。今回の出馬に当たっては、20人の推薦人確保が難航。ともに出馬を目指していたベテラン江田憲司代表代行(68)との間で一本化がまとまり、出馬の届け出が受理されたのは締め切り1分前だった。

 土壇場で出馬にこぎ着けるまでは「無謀な挑戦はしない方がいい」「まずは足元の選挙区できちんと活動した方がいい」と厳しい声も耳に入ったという。吉田氏も「(出馬は)無理かもしれないと思う瞬間があった」振り返りつつ「1期生が手を挙げるのは永田町の常識からすると、生意気なわけですよ。『ふざけるな』といわれるところを、最後は私にチャンスをくださった先輩や同僚議員がいた。多くの方が動いてくださり、立憲民主党の希望だと思った」と述べた。

 自身の強みについて「ほかの候補は党のリーダーをやっておられるので、決断力はお持ちと思うが、私も決断力は持っているつもりです。ギリギリの時に、どういう判断をするかの決断力は1つの強み」と強調し、「あとは、粘り強さ」とも述べた。2012年に民主党の公募に応募したが、これまで衆参両院選挙など3回の落選を経験している。「絶対あきらめなかった。みじめで、人も離れましたが、日本の政治を変えたい思いで立ち上がってきた。粘り強さは誰にも負けない」と訴えた。

 代表選では「難しい議論でもシンプルな言葉で話したい」と話す。「理路整然、演説もお手本のよう。これが(論戦の)常識だったと思うが、人は違ってもいいのではないか。国民のみなさまが分かりやすいように伝えたい」と述べた。

 日々の癒やしは「料理」と即答。「夜中でも料理をします、自分が八百屋の娘なんで野菜料理が得意。あとは、インスタグラムに投稿されている面白い動画を見ることも楽しい」と話した。

 代表選には野田佳彦元首相(67)、枝野幸男前代表(60)、泉健太代表(50)も立候補している。

 ◆吉田晴美(よしだ・はるみ)1972年(昭47)1月1日、山形県生まれ。立大卒。英国立バーミンガム大大学院修了。キャビンアテンダントや投資・証券会社勤務、法相秘書官などを経て21年衆院選で初当選した。