立民代表選インタビュー ①吉田晴美衆院議員「絶対あきらめない」 1期生がギリギリの出馬、衆院選に続き大物撃破!?

AI要約

立憲民主党代表選に滑り込みで出馬した吉田晴美議員の挑戦について。経歴や過去の挫折、今回の立候補までの経緯を振り返った。

自らの強みや過去の苦難を乗り越えて政治に取り組む姿勢を語った吉田晴美議員。粘り強さと度胸で大物候補に挑む意気込みを示す。

吉田晴美議員の経歴や人物像、今回の代表選に向けた決意などについて紹介。山形県出身の衆院新人議員の活動に注目が集まっている。

立民代表選インタビュー ①吉田晴美衆院議員「絶対あきらめない」 1期生がギリギリの出馬、衆院選に続き大物撃破!?

7日に告示された立憲民主党代表選に〝滑り込み〟で出馬にこぎ着けたのは、わずか当選1回の吉田晴美衆院議員(52)だ。このほどスポーツ紙合同インタビューに応じ、「もう出馬は無理かもと思う瞬間はあった」と振り返った。

英国の大学院でMBA(経営学修士)を取得、経営コンサルタントとして海外勤務経験があり、大学で経済・経営学を教えていたことも。知的でクールな印象だが、「私は山形の八百屋の娘」とニッコリ。「(小泉)進次郎さんが銀座で何千人も集めたってホント? 負けないようにしなくちゃ、ワハハハ」と快活に笑い飛ばした。

自身の強みは「粘り強さ」と自己分析。1期生ではあるが、辛酸をなめた過去がある。2021年10月の衆院選では東京8区で自民の大物、石原伸晃元幹事長を破る大金星をあげたことで一躍脚光を浴びた。が、それ以前は選挙で3度の落選を経験している。

「みじめで、人も離れていって…言葉に言い表せない思いをした」。それでも「絶対あきらめない、日本の政治を変えたいという思いで立ち上がってきた」と力を込めた。

今回も出馬を模索した当初、「自分が傷つく」「無謀な挑戦」などと周囲にたしなめられることもあった。だが告示直前まで名乗りを上げていたのはベテランの枝野幸男、野田佳彦両氏のみ。「誰か出ないのか不安だった。1期生は民意に最も近いというプライドもある」。最終的には出馬を断念した江田憲司元代表代行との調整を告示当日まで続けて、推薦人を確保。立候補の書類を届け出たのは締め切りの5分前だった。

代表選は「物価高と教育を中心に訴えたい。シンプルな言葉で話せばいい」と〝等身大〟で臨む。度胸と粘りで今回も大物を打ち破り、前回衆院選の再現を狙う。

■吉田 晴美(よしだ・はるみ)1972(昭和47)年1月1日生まれ、52歳。山形県河北町出身。実家は青果店。山形北高から立大文学部を卒業後、シンガポール航空の客室乗務員などを経て英バーミンガム大学大学院でMBA取得。証券会社勤務などから2012年の民主党政権時の小川敏夫法相の秘書官となり、同党の国会議員候補の公募に合格。政治活動の傍ら複数の大学で講師も務める。2021年衆院選で初当選。野菜料理が得意で、気分転換は「インスタの笑える動画を見ること」。