自民党総裁選に野党各党が苦言 国民・玉木氏「新しい派閥が生まれる過程」“刷新感で総選挙突入”に強い危機感
AI要約
馬場代表、玉木代表、小池書記局長が自民党総裁選に苦言を呈する。
自民党総裁候補の小林氏と河野氏の政策アイディアに対し、批判が集まる。
玉木氏は新たな派閥形成の動きを指摘し、小池氏は早期の解散総選挙に懸念を示す。
日本維新の会の馬場代表、国民民主党の玉木代表、共産党の小池書記局長が28日、BSフジ「プライムニュース」に出演し、自民党総裁選の動きに苦言を呈した。
自民党総裁選では、小林鷹之前経済安保相が、政策活動費の使途公開について、「10年後」から大幅に短縮する案に言及している。
一方、河野洋平デジタル相は、政治資金収支報告書への不記載額を、議員に返還させる案を示している。
これに対し国民民主・玉木氏は、「小林さんは3年とか2年とか言っているが、法改正を伴う。そこまで分かって言っているのか」と疑問を呈した。
河野氏の案には「どこに返還するかは明確で、税務署だ。重加算税と延滞金をつけて納税しなさいってことだ」と主張した。
玉木氏はその上で、従来の派閥の枠を超え、各陣営が支持者を集める状況を、「派閥ロンダリング。新しい派閥が生まれつつある過程だ」と表現した。
維新・馬場氏は「本来は事実が判明した時点で（議員）バッジを外すべき。ペナルティーとか納税とか、そういう問題ではない」と述べた。
共産・小池氏は「イメージと雰囲気だけで『新しい人になりました』と総選挙に突っ込むやり方は、やらせてはいけない」と、早期の解散総選挙に警戒感を示した。
