まさかの本命に躍り出た小泉進次郎さんに「消去法で勝っちゃうかも」な人まで…自民党総裁選に名乗りを上げた12人を比べてみた

AI要約

自民党総裁選で12人の候補が乱立し、小泉進次郎さんも出馬含みの話が出ている状況。

小泉進次郎さんは周囲の期待と未知数の能力という障害に直面しており、長老の後ろ盾を持つことも課題となっている。

周囲からの評判は様々だが、進次郎さん自身がどういう立ち位置で戦うのかはまだ明確でない。

まさかの本命に躍り出た小泉進次郎さんに「消去法で勝っちゃうかも」な人まで…自民党総裁選に名乗りを上げた12人を比べてみた

〈12人の勇者が乱立し、4人の長老が暗躍…自民党の総裁選は結局どうなっているのか「長老をバックに世襲議員」というオールドな体質は健在?〉 から続く

 12人が乱立し、思いがけず大変なことになってしまった自民党総裁選。「自らが出馬意思の表明を行った(ことが報じられた)順」で、前編では小林鷹之さん、青山繁晴さん、高市早苗さん、上川陽子さん、石破茂さんまで紹介してきました。

 後編は、まさかの本命になりつつある小泉進次郎さんからです。

 いつかは勝負をかけてくるはずのプリンス、どうも出馬含みの話が出てきて踏ん切りがついた模様です。出馬方針が明らかになれば推薦議員20名のハードルも楽勝でクリアになるとしつつも、なぜか本人が電話かけて推薦人集めをしているご様子。

「まだ推薦人集まり切っていないので、先生にもぜひご協力をお願いします」と下手に出る作戦なのでしょうが、さすがに海千山千の先生方は「出馬表明後に議員票をお願いするより出馬前に一本電話を入れておくような芸って、いったい誰が仕込んだんだろうね」と仰っておりました。進次郎さん自分で考えた作戦なんですかね?

 もちろん最大の障害は、人気あるし真面目だし毛並みもいいんだけど能力的に全く未知数なことで、周りにまともな奴をつけて担げばどうにかなるだろうとしつつも「軽い神輿にも限度がある」「飯を食っていてもやる気は伝わるが、何をやろうというのか良く分からない」など身近なところでの評判もさんざんです。古い自民党政治を立て直す的立ち位置なのに、実は長老が後ろ盾の世襲4世であって、おまえいろいろ言うけどしょせんは体制側じゃんってのはあります。

 一番面白かったのは「あいつは富士山みたいなもので、遠くから見ていればかっこいいんだけど、近くにいるとゴミだらけだからいい距離感でメリットを引き出しつつ付き合うしかない」という長老のお言葉でありました。頑張ってほしいと思います。