【台風10号】接近 日向灘震源の地震被災地では外壁の倒壊防止でロープ張るなど対応に追われる 宮崎・日南市～中継～
台風10号が宮崎・日南市に接近し、現在の状況を伝える中継が行われています。
住宅や周辺環境が地震や台風の影響で被害を受けており、住民は対策を進めている様子が描かれています。
仏壇などを運搬できない状況にある住民もおり、被災地の厳しい様子が伝えられています。
非常に強い勢力に発達した台風10号が近づいている宮崎・日南市から広瀬修一キャスターが中継で現在の状況をお伝えします。
宮崎・日南市では、27日午後3時50分現在、雨は降っていません。
風は普段と比べるとやや強いということですが、強風というほどではまだありません。
雨に関しては雨が降る時間は長くはないですが、降り出すと一気にザッと強く降る様子です。
台風の外側の雲がかかって、そして雨を降らせるタイミングがあるという状況です。
8月8日、日向灘を震源とする地震が発生し震度6弱を観測したエリアでは、被害が出た住宅の塀は丸ごと倒れてしまいました。
隣の住宅と同じ高さの塀があったんですが現在は、白い部分は補強し直して新たに作られた、その途中という段階です。
ちょうど目の前に窓があるんですが、歪んでしまって閉め切ることができません。
他にも、この場所には地割れが起きていたり、壁面にも崩れてそのままになっている場所があります。
こういった外壁以外にも、住宅そのものも傷んでいる様子です。
住んでいる人に話を聞いたところ、8月23日に地震の影響で市の紹介もあり、別の場所に今は引っ越しているそうなんですが、急に台風が方向転換したために、まだ物を運搬する時間がなく「大切な仏壇などが残されたままというところが、非常に心に残っている」というような話をしていました。
また、「この傷んでいる家が台風によって崩れないで、そのまま残ってくれることを祈るのみ」だと話していました。
--周りに田畑とかもあると思うが、その他、皆さん対策を進めている状況なんでしょうか。
住宅の窓ガラスにテープが貼られていますね。外壁自体も歩道側、車道側に倒れないような対策がされていまして、住民に話を聞きますと、「外壁が倒れないようにロープが張られている」というふうに皆さん、警戒をしております。
