# 地震被害

「忘れられそうで怖い」能登半島地震から半年…自宅・店舗が全壊の料理人「長い目で助けてほしい」 公費解体わずか4%止まり 進まぬ復興なぜ?【news23】
2024.07.02

「忘れられそうで怖い」能登半島地震から半年…自宅・店舗が全壊の料理人「長い目で助けてほしい」 公費解体わずか4%止まり 進まぬ復興なぜ?【news23】

能登半島地震から半年。公費解体が進まない中、被災した建物の倒壊が相次いでいます。半年経っても変わらぬ風景、なぜ復興は進まないのか…住民からは「忘れられるのが怖い」との声も。被災地で生活を続ける人の半年を追いました。■進まぬ復旧・復興「忘れられそうで怖い」午後4時10

【能登半島地震半年】イチゴで笑顔取り戻したい 富山県滑川市出身の皆口さん、珠洲の農園復活へ奮闘
2024.07.01

【能登半島地震半年】イチゴで笑顔取り戻したい 富山県滑川市出身の皆口さん、珠洲の農園復活へ奮闘

 能登半島地震で甚大な被害が出た石川県珠洲市で、富山県滑川市出身の農家、皆口啓伊子さん(44)が農園を復活させようと奮闘している。広大な畑は地割れや地盤沈下に見舞われ、倉庫も全壊。半年がたち、栽培を再開した作物もあるが、人気のイチゴの観光農園は今も復旧のめどが立っていない。「にぎわっていた農園

北陸電力・志賀原子力発電所の廃炉を求める 石川県金沢市で市民団体が大規模集会
2024.06.30

北陸電力・志賀原子力発電所の廃炉を求める 石川県金沢市で市民団体が大規模集会

能登半島地震による被害を受けた北陸電力・志賀原子力発電所を廃炉とするよう訴える市民団体による集会が、30日石川県金沢市で開かれました。金沢市のいしかわ四高記念公園で開かれた集会には、県内外からおよそ1100人が参加しました。集会で参加者たちは、原発施設の耐震性は不十分であり、志賀

地区が総額1億円支援 志賀・富来領家町、地元離れ防げ 住まい再建1件100万円
2024.06.30

地区が総額1億円支援 志賀・富来領家町、地元離れ防げ 住まい再建1件100万円

  ●土地賃料を財源に  能登半島地震で甚大な被害を受けた志賀町富来領家町区は、住まいの再建に最大100万円を支給する独自の支援制度を設けた。地震後、能登各地でコミュニティーの維持が大きな課題となる中、行政顔負けの手厚い手当で住民の地元離れを防ぐ。長年にわたる区有地の賃貸で得た積

地震で被害受けた金沢21世紀美術館が全館で営業を再開 初日から多くの人で賑わう
2024.06.22

地震で被害受けた金沢21世紀美術館が全館で営業を再開 初日から多くの人で賑わう

金沢21世紀美術館は能登半島地震の影響で閉鎖されていた有料ゾーンの復旧作業が終わり、22日から全館での営業を再開しました。22日午前10時、有料の展示会ゾーンがオープンすると早速多くの人が列をなして続々と入っていきました。金沢21世紀美術館は地震の影響により一部の展

被災した金沢21世紀美術館が全面再開 半年ぶり「プール開き」も
2024.06.22

被災した金沢21世紀美術館が全面再開 半年ぶり「プール開き」も

 能登半島地震の影響で一部閉鎖が続いていた金沢21世紀美術館(金沢市)が22日、全面再開した。同館を象徴する展示作品「スイミング・プール」の中にも入れるようになり、約半年ぶりの「プール開き」を楽しむ人でにぎわった。 北陸地方が梅雨入りしたこの日、午前10時の開館前から長蛇の列がで

金沢21世紀美術館の展示室が再オープン。今後、大規模修繕へ
2024.06.21

金沢21世紀美術館の展示室が再オープン。今後、大規模修繕へ

 今年元旦に発生した能登半島地震によって被災した金沢21世紀美術館が、震災後初めて展示室を再オープンさせた。 同館では、能登半島地震によって展示室の天井に設置されていたガラス板が落下。これによって展示室は約半年に及ぶ休室を余儀なくされた。 同館の山森健直副館長による

移住しゲストハウスオープン目前で能登半島地震の被害…それでも輪島市に残る男性の思い
2024.06.20

移住しゲストハウスオープン目前で能登半島地震の被害…それでも輪島市に残る男性の思い

江戸時代、幕府の直轄地として栄えた輪島市の黒島地区。伝統と歴史が残り伝統的な建築物が並ぶこの場所に魅せられ移住した男性が、復興を目指し活動をしています。その思いを取材しました。輪島市の黒島(くろしま)地区です。北前船(きたまえぶね)の寄港

復旧支援を受け ようやく田植え コメ農家の第一歩
2024.06.19

復旧支援を受け ようやく田植え コメ農家の第一歩

1月に発生した能登半島地震では、産業の基盤になっている農業へも大きな被害が及んでいます。石川県輪島市のコメ生産者は、自力で復旧させた田んぼでコメ作りを始めました。輪島市門前町でコメづくりをしている農事組合法人の竹内毅さん。竹内さんの田んぼは、液状化の被害により地面が傾くなどしたた

「奥能登国際芸術祭」で設置、常設展示作品「さいはてのキャバレー」解体へ…地震被害大きく修繕断念
2024.06.18

「奥能登国際芸術祭」で設置、常設展示作品「さいはてのキャバレー」解体へ…地震被害大きく修繕断念

 石川県珠洲市全域を舞台にした2017年の第1回「奥能登国際芸術祭」で設置された常設展示作品「さいはてのキャバレー」が、解体・撤去される見通しとなった。能登半島地震による被害が大きく、16日の同芸術祭実行委員会総会で修繕を見送る方針が示された。 総会では、常設展示作品23点のうち

「母との別れ、悲しみ少しずつ話せるように」輪島の老舗眼鏡店、寄り添い寄り添われ…能登半島地震もうすぐ半年
2024.06.13

「母との別れ、悲しみ少しずつ話せるように」輪島の老舗眼鏡店、寄り添い寄り添われ…能登半島地震もうすぐ半年

店の中はめちゃくちゃになった。石川県輪島市のメガネ・時計店「キロク」は、床一面にガラスが飛び散り、商品が散乱。壁には亀裂が入った。それでも、店主の木下伸一さんと妻・京子さんは、地震の1週間後から眼鏡を無償で修理した。5月に営業を再開してからも、客足は絶えない。眼鏡や時計を直すだけではない。お客

「なんか面倒くさいことでもみんなでやると楽しい」ボランティアが被災地の児童と一緒にプール清掃
2024.06.12

「なんか面倒くさいことでもみんなでやると楽しい」ボランティアが被災地の児童と一緒にプール清掃

石川県輪島市門前町ではボランティアと小学生たちが一緒になって学校のプール清掃を行いました。輪島市の門前東小学校は、地震でプールの排水施設などが被害を受けましたが、修理が完了し今シーズンのプールでの授業を前に12日、県内外から訪れたボランティアと5年生、6年生の児童が清掃を行いまし

金沢城跡の石垣、地震からの復旧に15年…「石垣の博物館」の価値と強度両立の工法を検討
2024.06.10

金沢城跡の石垣、地震からの復旧に15年…「石垣の博物館」の価値と強度両立の工法を検討

 石川県の馳知事は7日の県議会で、能登半島地震で被害を受けた国指定史跡「金沢城跡」(金沢市)の石垣について、全体の復旧に15年程度かかるとの認識を示した。 県によると、元日の地震による石垣の被害は計28か所に上る。東日本大震災で石垣が崩れるなどの被害が出た福島県の国指定史跡「小峰

地震で被害の能登・小木港 豊漁願いイカ釣り船団が出港 
2024.06.09

地震で被害の能登・小木港 豊漁願いイカ釣り船団が出港 

能登半島地震で被害を受けた石川県能登町の小木港で9日、中型イカ釣り船団の第一陣が日本海へと出港しました。全国でも有数のスルメイカの漁獲高を誇る小木港では、能登半島地震の影響で港の護岸などに大きな被害を受けましたが、県漁協所属の中型イカ釣り船4隻が家族などが見守る中、9日に出漁の時

輪島市が緊急解体を再開 市長方針、地元業者に直接発注
2024.06.05

輪島市が緊急解体を再開 市長方針、地元業者に直接発注

  ●「2次倒壊」さらに1棟 輪島市は4日、倒壊するリスクが高い建物の撤去作業を迅速化するため、緊急の公費解体を再開する方針を決めた。最大震度5強を観測した3日の地震の影響で、元日に損傷した家屋の崩落が相次いでいるためで、安全確保を最優先する。専門家は度重なる地震で被災家屋が危険

能登、4月も転出続く 6市町から800人超
2024.06.03

能登、4月も転出続く 6市町から800人超

 石川県が3日発表した5月1日現在の人口推計によると、能登半島地震で被害の大きかった6市町(七尾、輪島、珠洲3市と志賀、穴水、能登3町)からの4月の転出者が879人に上ったことが分かった。 昨年4月(414人)の2倍で、新年度に入っても人口流出に歯止めがかからない。

4市町で100超の事業所廃業 人口流出、遠い再建 能登地震5カ月・石川
2024.06.01

4市町で100超の事業所廃業 人口流出、遠い再建 能登地震5カ月・石川

 能登半島地震で甚大な被害を受けた石川県の4市町で、廃業を決めた商工業の事業所が100を超えることが、各市町の商工会議所などへの取材で分かった。 1日で発生から5カ月。復興の遅れから人口流出が進み、事業再建を諦める業者が相次いでいる。 各市町の商工会議所と商工会によ

【今日は何の日:5月26日】752年のこの日、仏教伝来以来の最大規模のイベントが行われた。奈良を象徴するあの像に関係します!
2024.05.26

【今日は何の日:5月26日】752年のこの日、仏教伝来以来の最大規模のイベントが行われた。奈良を象徴するあの像に関係します!

2011(平成23)年 ユネスコの「世界の記憶(Memory of the World)」遺産に、山本作兵衛(1892~1984)の『筑豊炭鉱画』が、日本で初めて登録された。作品を所有・保管する福岡県田川市と福岡県立大が共同申請した。作兵衛は筑豊炭田で長年働いた後、63歳で炭鉱の警備員となった

「長屋」に「共同浴場」 奥能登だからこその仮設住宅の整備 被災地のコミュニティ確保へ
2024.05.26

「長屋」に「共同浴場」 奥能登だからこその仮設住宅の整備 被災地のコミュニティ確保へ

石川県では今年8月までの希望者全員の入居を目指し、仮設住宅の建設が急ピッチで進められています。過疎化や高齢化が進む奥能登、「地元で生活再建を図りたい」との思いに応える仮設住宅のあり方が今問われています。出村愛里さん「私の大事なかわい子ちゃん、全員の支えやった。お外行くか?」

巡行路 複数箇所通れず 富山県射水市の新湊曳山まつりへ復旧
2024.05.20

巡行路 複数箇所通れず 富山県射水市の新湊曳山まつりへ復旧

 富山県射水市の新湊曳山(ひきやま)協議会(中野剛会長)は19日、10月1日に開かれる新湊曳山まつりの巡行経路を点検し、能登半島地震による路面の損傷などで曳山が通行できない箇所を複数確認した。県や市、業者と情報共有して早期復旧を目指す。現時点で経路の変更は予定しておらず、通常規模で開催する。<