自民は候補擁立見送りで不戦敗に 広瀬参院議員辞職に伴う補欠選挙

AI要約

広瀬めぐみ参院議員が秘書給与詐欺で辞職し、補欠選挙が行われることになった。自民党岩手県連は公認候補の擁立を見送ることを決定し、不戦敗が確実となった。

県連は広瀬氏の行為によって信頼を損ね、道徳的責任を取るべきとの意見が多かった。岩崎会長代理は広瀬氏の行動に対して厳しい反応があることを認識した。

広瀬氏の議員辞職に伴い、県連会長も引責辞任したことが報告された。

自民は候補擁立見送りで不戦敗に 広瀬参院議員辞職に伴う補欠選挙

秘書給与を巡る詐欺事件で、広瀬めぐみ参院議員(58)=自民党離党、岩手選挙区=が議員辞職したことに伴う補欠選挙(10月27日投開票)について、自民党岩手県連は24日、盛岡市内のホテルで開いた総務会で公認候補の擁立を見送る方針を決めた。近く党本部に上申する予定で、不戦敗が確実となった。

非公開の総務会後の記者会見で県連の岩崎友一会長代理と臼沢勉幹事長が明らかにした。岩崎会長代理によると、総務会では「(広瀬氏を擁立した)県連としてのけじめ、道義的な責任を取るべきだ。候補者を擁立しない方がよいという声が圧倒的だった」と説明した。

広瀬氏が当選した2年前の参院選で県連幹事長だった岩崎会長代理は「(広瀬氏が)県民の期待を裏切ることになり、政治に対する不信感を招いてしまったことに擁立した県連として責任を感じている」と述べ、「有権者の反応は過去にないぐらい非常に厳しい」との認識を示した。

総務会では広瀬氏の議員辞職に伴い県連会長だった藤原崇衆院議員(岩手3区)が引責辞任したことも報告された。