災害廃棄物、愛知などが受け入れ 能登半島地震で 環境省

AI要約

環境省中部地方環境事務所は、能登半島地震で被災した家屋の解体による災害廃棄物の処理について、愛知など4県で受け入れることを発表。

13カ所のごみ焼却施設が受け入れを予定し、石川県輪島、珠洲両市で出た木くずなどが対象となる。処理は2026年3月までを想定。

石川県で244万トンもの災害廃棄物が発生しており、増加する廃棄物処理の課題を解決するため、各県と調整を行っていた。

 環境省中部地方環境事務所は23日、能登半島地震で被災した家屋の解体などで出た災害廃棄物について、愛知など4県で受け入れると発表した。

 開始時期は調整中で、2026年3月までを想定する。

 愛知、岐阜、三重、福井各県の市や衛生組合などが運営する13カ所のごみ焼却施設が受け入れる予定。石川県輪島、珠洲両市で出た木くずを含む可燃ごみが対象で、金沢市内に集めた後に各施設に運ぶ。1日最大191トンの受け入れが可能だ。

 石川県は2月、災害廃棄物が244万トンに上るとの推計結果を公表。増え続ける廃棄物の処理が課題となっており、同環境事務所が県の要請を受け、中部地方の各県と調整していた。