来月から〝レジごみ袋〟販売 イオンビッグ連携 ごみ削減へ取り組み 三重・松阪

AI要約

松阪市とイオンビッグ㈱がCO2排出や食品ロス削減に取り組むことを発表。

指定ごみ袋をレジ袋として再利用する取り組みや食品ロス削減への取り組みを始める。

市内のスーパーや飲食店にも拡大予定。他にもごみ処理費用の見える化やごみ袋名称変更など実施予定。

来月から〝レジごみ袋〟販売 イオンビッグ連携 ごみ削減へ取り組み 三重・松阪

 脱炭素に向けて三重県松阪市は22日、イオンビッグ㈱と連携したCO2排出や食品ロスの削減への取り組みを始めると明らかにした。スーパー「ザ・ビッグエクスプレス松阪高町店」で9月2日から、市の指定ごみ袋Sサイズ(10リットル)をレジ袋として1枚5円で単品販売し、買い物後にそのままごみ袋として再利用してもらうなどの内容。22日午前10時からの定例会見で竹上真人市長が明らかにした。

 2023(令和5)年度の同店のレジ袋販売枚数は4万2712枚。市によると、名古屋市内の同店で導入したところ前年度販売枚数の約30%が「指定ごみ袋」の単品販売につながった。市では今年度以降約30%減の1万2600枚のレジ袋を削減し、年間約1トンのCO2削減を目指すとした。

 指定ごみ袋のデザインや材質は変えない。市は今後、この取り組みを市内の他スーパーなどにも広げたい考え。

 また、飲食店などの食品ロス削減に向け「『残さず食べよう』『持ち帰り』協力店」を募集し、10月から認定する。食品衛生上、食べ残したものの持ち帰りを断る飲食店が多い中、食品ロス削減に協力してもらえる店舗をはじめ、事業所などを募集し「認定書」と「ステッカー」を交付する。同月1日から募集を開始し、年間100件の登録を目指す。

 さらに9月1日からは、市の1年間のごみ処理費用の見える化を進め、不法投棄防止に向けた新たな看板を導入することも示した。

 来年4月からは、ごみ袋の名称を現在の「もえるごみ専用」から「もやすしかないごみ専用」に変更することも示した。

 竹上市長は「ごみを減らすことで確実に脱酸素につながる。今できることからやっていこうと取り組むことにした」と話した。