地域の発展へ意見交換 中経連と中部整備局が懇話会

AI要約

中部経済連合会と中部地方整備局が名古屋で懇話会を開催。中部の経済成長と発展に向けて意見交換し、ビジョン検討やインフラ整備に取り組むことを目的とした。

中経連の水野会長は、2050年ごろのビジョン検討やリニアによる中部圏の優位性の活用を呼び掛け。中部整備局の佐藤局長も、中部圏の発展のためのインフラ整備に取り組む考えを示した。

会合では、中部圏の発展に向けた戦略や施策について議論が行われ、共同取り組みを強化する姿勢が示された。

地域の発展へ意見交換 中経連と中部整備局が懇話会

 中部経済連合会と中部地方整備局は21日、名古屋市内のホテルで「中部地域懇話会」を開いた。中部の経済成長と発展に向けて意見交換し、今後の施策や取り組みに反映させることが目的。中経連側は水野明久会長、柘植康英副会長、神野吾郎副会長らが出席。中部整備局側は佐藤寿延局長らが出席した。

 冒頭、あいさつした中経連の水野会長は「中部経済を一段と高い成長軌道に乗せていくために何が必要か、2050年ごろを見据えたビジョンの検討を進めている。リニアという超高速移動による時間・距離の短縮が生み出す交流人口の増大をどのように中部圏の優位性につなげるかが問題だと理解している。中部圏の発展に向けて一緒に取り組んでいきたい」と語った。

 佐藤局長は「今後の中部圏の発展のためにどのようにインフラ整備に取り組んでいくのか議論したい」と話した。