コロナワクチン接種の死亡事例含む38件を認定 - 厚労省の予防接種審査分科会

AI要約

厚生労働省は、新型コロナワクチン接種による健康被害の審議結果を公表した。101件中、38件が認定され、62件が否認された。

健康被害の救済請求内容は、医療費や死亡一時金など多岐にわたっていた。審議結果を含め、これまでの審査状況も明らかにされた。

これまで1万1,755件の進達を受理し、そのうち7,937件が認定されていることが報告された。

コロナワクチン接種の死亡事例含む38件を認定 - 厚労省の予防接種審査分科会

 厚生労働省は、疾病・障害認定審査会感染症・予防接種審査分科会の新型コロナウイルス感染症予防接種健康被害審査第三部会(19日開催)の審議結果を公表した。新型コロナワクチンを接種した101件について、予防接種と疾病・障害などとの因果関係を審議し、38件を認定、62件を否認した。保留は1件だった。

 ワクチン接種により生じた健康被害に対し、救済を請求した101件の内容は、「医療費・医療手当」41件(うち認定19件)、「死亡一時金・葬祭料」34件(同8件)、「障害年金」19件(同8件)、「葬祭料」4件(同2件)、「死亡一時金」2件(同1件)、「障害児養育年金」1件(同0件)だった。

 今回の審議結果を含め、これまでに1万1,755件の進達を受理し、このうち7,937件を認定、2,182件を否認、15件を保留としている。