収容人数7倍のパーティー券販売 自民栃木県連、22年開催

AI要約

自民党栃木県連が、2022年に開催した政治資金パーティーで、実際の出席者数が約千人に対し、7601人分のパーティー券を販売していたことが判明。

パーティー収支報告書によると、パーティーは宇都宮市内のホテル宴会場で開催され、総収入は約1億5202万円に上った。

政治資金規正法の規定から、欠席者分には事実上の寄付に当たる可能性がある。

 自民党栃木県連が、2022年に開催した政治資金パーティーで、会場収容人数(千人)の約7倍を超える7601人分のパーティー券を販売していたことが21日、県連への取材で分かった。実際の出席者は約千人だった。政治資金規正法はパーティーを「対価を徴収して行われる催物」と規定。欠席者分には事実上の寄付に当たる部分が含まれる可能性がある。

 県連の政治資金収支報告書によると、パーティーは22年10月15日、宇都宮市内のホテル宴会場で開催。パーティー券は1枚2万円で、計1億5202万円の収入があった。県連会長の茂木敏充党幹事長があいさつした他、加藤勝信厚生労働相(当時)らが講演した。