アフリカ外で初の重症型 エムポックス、北欧スウェーデン

AI要約

スウェーデン保健当局が国内でエムボックスの重症化するクレード1の感染が初めて確認された。

クレード1はより致死率が高いタイプで、世界各地で流行したクレード2とは異なる。

世界保健機関がアフリカでのエムボックス拡大を受けて公衆衛生上の緊急事態を宣言した。

アフリカ外で初の重症型 エムポックス、北欧スウェーデン

 【ロンドン共同】スウェーデン保健当局は15日、ウイルス感染症エムポックス(サル痘)のより重篤な症状を引き起こす種類「クレード1」の感染を国内で確認したと明らかにした。アフリカ外でクレード1の感染が確認されたのは初めて。アフリカの流行地域に滞在中に感染したという。

 クレード1は2022年に欧米や日本を含む世界各地で流行した「クレード2」とは異なるタイプで、致死率がより高いとされる。

 世界保健機関(WHO)は14日、アフリカのコンゴ(旧ザイール)を中心にエムボックスが拡大していることを受け「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言した。