障害児支援事業所も指定取り消し グループホーム「恵」 名古屋市

AI要約

障害者グループホーム運営大手「恵」が食材費を過大徴収するなどの問題で、名古屋市が同社の放課後等デイサービスでも不正請求があったとして処分を決定した。

市は2億円以上の不正請求があったとし、指定取り消しのほか、返金を求める方針を示した。

不正請求に組織的関与があったとして、連座制の適用も決定され、事業所3カ所に対する処分が行われることとなった。

 障害者グループホーム運営大手「恵」(東京)が食材費を過大徴収するなどしていた問題で、名古屋市は13日、同社が障害児らを対象とした「放課後等デイサービス」などでも不正請求をしていたとして、児童福祉法に基づき、市内の事業所3カ所に対して指定取り消しなどの処分を決めたと発表した。

 

 市は不正請求に組織的関与があったと認定し、事業者指定の更新を認めない「連座制」の適用も決めた。不正請求額は計約2億円に上り、市は加算金を含めた約2億8000万円の返還を求める。

 指定が取り消されるのは「放課後等デイサービスふわふわ」と「ZIP KIDS」の2カ所で、処分はいずれも10月1日付。「こどものデイふわふわの家」も9月1日付で3カ月の一部効力停止とする。