夏休みに自習室開設 小中学生の勉強を大学生が見守り(徳島市社協)

AI要約

徳島市社会福祉協議会が夏休み期間中に小中学生向けの自習室「こころんほーむ」を開設。市内の自習スペース不足を補い、勉強に集中できる場所を提供。

こころんほーむでは予約不要で自由に出入りでき、地元大学生のボランティアや社協職員が見守りつつ、勉強や読書ができる環境を提供。

初回の参加者が予想を上回る盛況ぶりで、こどもたちの勉強できる居場所への需要が高いことが示され、継続的な開設を検討している。

夏休みに自習室開設 小中学生の勉強を大学生が見守り(徳島市社協)

 徳島市社会福祉協議会は昨冬から始めた、市内の小中学生を対象にした自習室「こころんほーむ」を今夏も開設した。夏休み期間中、安心して過ごせる居場所を提供する目的で、同市生涯福祉センター「ふれあい健康館」を会場に8月下旬までに計7日間(午後1時~4時)開く。

 市立図書館では自習が禁止されているなど市内に自習できるスペースが少ない現状を踏まえ、勉強に集中できるこどもの居場所を設けることにした。

 こころんほーむは予約不要で出入り自由。各自が教材などを持参し、自習したり、読書をしたりして過ごすことができる。地元大学生のボランティア3人と社協職員が見守り、勉強について質問ができる。

 15人ほどの利用を見込んでいたが、初回の7月25日は小学2年~中学3年の計24人が参加する盛況ぶりだった。市社協の担当者は「こどもたちにとって勉強できる居場所のニーズが高いことが分かった。来年度以降も継続していきたい」と話した。