富士登山ルール変更も混乱続く 半袖&短パン軽装、山小屋予約せず…無視する外国人も

AI要約

11日の山の日、富士山は多くの登山者でにぎわいました。

山梨県側の吉田ルートには、初めての富士登山に挑戦する50代の金田さん夫婦や留学生などが登山を楽しんでいました。

一方で、ルールに気をつけなかったブラジル人登山客が入山できない状況になっていました。

富士登山ルール変更も混乱続く 半袖&短パン軽装、山小屋予約せず…無視する外国人も

 11日の山の日、富士山は多くの登山者でにぎわいました。山梨県側の入山規制が始まって1カ月が経過しましたが、ルールを巡っての混乱はまだ続いていました。

 山梨県側の吉田ルートには、日が昇る前から多くの登山客が集まっていました。

大阪からの登山客

「僕が…」

「パパの希望です」

「昔から登りたかったので」

中学校の同級生

「山の日を楽しみたいと思います」

 初めての富士登山に挑戦する50代の金田さん夫婦。娘夫婦と一緒に山頂を目指すといいます。

金田さん一家

「一生の記念かなというのがあって、一度も登ったことないので。体力ある時にと思って」

「(Q.娘さん夫婦と一緒に登るのは素敵ですね?)そういうのも一つの夢です」

 夢の富士登山の様子をカメラで撮影してもらいました。

「8合目到着しました。あと3時間、頂上まで頑張ります」

 登り始めてからおよそ5時間、疲れも見せず、元気な様子の金田さん夫婦。しかし、頂上付近では、息を乱しながらも、何とか到着しました。

 登り始めてからおよそ9時間、無事、富士山登頂を達成しました。

「やっぱり、さすが富士山だけはあるな」

「なめちゃいかんな。思い出としては最高です」

 5合目で、困った様子で現場のレンジャーに話し掛けるフィリピン人の女性。話を聞きました。

フィリピンからの留学生

「友人と富士山を登ったのですが、下山中、私がトイレに行った時から友人を見失ってしましました」

 日本に留学中の女性。下山中に友人とはぐれてしまい、携帯もつながらず、不安だといいます。

 5時間後、友人から携帯に連絡が届き、ホッとひと安心。その後、無事に再会できました。

 登山を楽しむ人がいる一方で…。

ブラジル人登山客

「おはよう、皆さん、こんにちは。今回は富士山に登ります」

「(Q.山小屋は?山小屋予約した?)シーユー、日本」

 富士登山に気持ちが高ぶっているのか、陽気にゲートへ向かいます。しかし…。

スタッフ

「もう4時以降なので通れない」

 グループが到着したのは、ゲートが閉まる午後4時すぎ。山小屋の予約も取っていなかったため、先月から始まった規制で入山できません。

ブラジル人登山客

「オーマイガー、オーマイガー」