岸田首相の中央アジア・モンゴル訪問を正式発表 経済協力を推進

AI要約

岸田文雄首相が中央アジア3カ国を訪問することが正式に発表された。中央アジア5カ国と日本の対話枠組みが20周年を迎えることを記念し、初の首脳会合が開催される。

日本の首相が中央アジアを訪問するのは9年ぶりで、脱炭素や物流円滑化などの分野で経済協力を推進する。多数の日本企業が同行する予定。

岸田首相はモンゴルへの訪問も予定されており、防衛協力や北朝鮮による日本人拉致問題の解決に向けた協力を確認する。また、長崎原爆の日を追悼した後に訪問を開始する。

岸田首相の中央アジア・モンゴル訪問を正式発表 経済協力を推進

 林芳正官房長官は8日の記者会見で、岸田文雄首相が9~12日の日程でカザフスタン、ウズベキスタンの中央アジア2カ国とモンゴルの計3カ国を訪問すると正式に発表した。中央アジア5カ国(カザフ、ウズベク、タジキスタン、トルクメニスタン、キルギス)と日本の対話枠組みが20周年を迎えることに合わせて、9日にカザフで5カ国と初の首脳会合を開催。ウクライナ侵攻を続けるロシアの「裏庭」とも呼ばれる同地域で、日本の存在感強化を図る。

 日本の首相が中央アジアを訪問するのは9年ぶり。脱炭素や物流円滑化などの分野で経済協力を推進する。日本企業40~50社が同行する見通しだ。

 モンゴルへの日本の首相の訪問は8年ぶり。防衛協力の深化や、北朝鮮による日本人拉致問題の解決に向けた協力を確認する。

 岸田首相は9日の「長崎原爆の日」に開かれる平和祈念式典に出席した後、長崎から政府専用機でカザフに向けて出発する。【鈴木悟】