ドイツと防衛協定締結へ 「南シナ海の安定促進」が目的 フィリピン

AI要約

フィリピンのマルコス大統領とドイツのピストリウス国防相が会談し、防衛協定締結で合意したことが明らかになった。

マルコス氏は、平和と安定の促進のために連携が重要であると強調し、ピストリウス氏も中国の覇権主義的な動きに対処するための協力の重要性を述べた。

ドイツの国防相が初めてフィリピンを訪問しており、両国の関係強化に期待が寄せられている。

 【マニラ時事】フィリピンのマルコス大統領は5日、ドイツのピストリウス国防相とマニラのマラカニアン宮殿で会談し、年末までに両国が防衛協定を結ぶことで合意したと明らかにした。

 

 マルコス氏は「南シナ海や欧州で平和と安定を促進するため、連携していくことが大切だ」と強調。独国防相として初めてフィリピンを訪問したピストリウス氏は、南シナ海で覇権主義的な動きを強める中国を念頭に「われわれが立場を同じくすることが大切だ」と述べた。