岩国市長、基本ないがしろと批判 オスプレイ墜落、米軍の報告書に

AI要約

昨年11月に起きた米軍CV22オスプレイ墜落事故について、中国四国防衛局が米軍の調査報告書を山口県と岩国市に説明。報告書によると、変速機の破損や操縦士の判断ミスが原因であったとされる

事故機は岩国基地を離陸し、沖縄県に向かう途中で屋久島沖に墜落し、8人が死亡。岩国市には国内初の海兵隊オスプレイ配備計画が進行中

 昨年11月に鹿児島県・屋久島沖で起きた米空軍輸送機CV22オスプレイ墜落事故で、中国四国防衛局が5日、米軍が公表した調査報告書について山口県と同県岩国市に説明した。福田良彦岩国市長は変速機の破損や操縦士の判断ミスがあったとする内容に衝撃を受けたと記者団に語り、「基本的なことがないがしろになっていたことに驚きを隠せない」と批判した。

 事故機は同県の米軍岩国基地を離陸し、嘉手納基地(沖縄県)に向かう途中で屋久島沖に墜落、8人が死亡。7月には、岩国基地に米海軍オスプレイを国内初配備する計画が国から岩国市に伝えられている。