昨年11月の屋久島沖での米空軍オスプレイ墜落事故 軍が事故調査報告書を公表

AI要約

米空軍CV22オスプレイの墜落事故の原因は機体の異常を無視したため、左側エンジンの動力が途絶えたこと。

事故は横田基地から嘉手納基地に向かう途中で発生し、搭乗員全員が死亡。

陸上自衛隊はオスプレイを導入し、佐賀空港に配備する計画で2025年が期限。

昨年11月の屋久島沖での米空軍オスプレイ墜落事故 軍が事故調査報告書を公表

 昨年11月に鹿児島県屋久島沖で米空軍CV22オスプレイが墜落した事故に関し、米空軍は1日(日本時間2日)、事故調査報告書を公表した。防衛省によると、機体の異常を知らせる警告灯が繰り返し表示されたにも関わらず操縦士が飛行を継続、ギアボックス内で重大な故障が生じ、機体左側のエンジンの動力がプロペラに伝えられなくなったことが、事故の原因だと結論づけた。

 事故は昨年11月29日、横田基地(東京都)配備のCV22が岩国基地(山口県)から嘉手納基地(沖縄県)に向かう途中で墜落、搭乗員8人全員が死亡した。

 陸上自衛隊はオスプレイを計17機導入しており、佐賀空港(佐賀市川副町)の隣接地に建設中の駐屯地に配備する計画。全機を木更津駐屯地(千葉県)に暫定配備中で、2025年7月が期限となっている。