「350億かけて雨よけにもならない」大阪万博リング “カミナリ予報” で立ち入り不可に…ゲリラ雷雨激増で「移動できない!」の無惨

AI要約

足立の花火が荒天のため中止。夏季の屋外イベントでの雷対策が重要。

大阪・関西万博の防災計画が批判を受ける。来場者を雷から避難させる措置に疑問の声。

万博会場の大屋根「リング」が落雷の危険性指摘。運営側の対応に不安の声も。

「350億かけて雨よけにもならない」大阪万博リング “カミナリ予報” で立ち入り不可に…ゲリラ雷雨激増で「移動できない!」の無惨

 7月20日、雷を含む荒天のため、「足立の花火」が開催直前に中止となった。近年、大気が不安定となる夏場は、突発的かつ猛烈な雨や落雷をもたらす「ゲリラ雷雨」が発生することが多い。そのため、夏季の屋外イベント開催時には、安全管理のひとつとして “雷対策” が欠かせない。

 ところが、その雷対策をめぐり、2025年4月から開催予定の大阪・関西万博における防災計画が、あまりに「ひどすぎる」として大批判を浴びている。

「問題となっているのは、大阪万博のシンボルと位置づけられ、“大きな日傘” と揶揄されながら建設が続く大屋根 “リング” についてです。

 7月27日の産経新聞によると、万博会期中、会場周辺で “雷の発生” が予想される場合、このリングの上に来場者を上らせないようにする措置が明らかになりました。加えて、リングの下にいる人も感電の恐れがあるため、雷の危険がある場合は近づかせないというのです。これはつまり、落雷の危険時、リング周辺が立ち入り不可になるということ。

 もちろん、落雷回避の措置としては正しいのでしょうが、リングの屋根の下は会場内を円滑に移動するための主要動線であり、雨風をさえぎるための空間でもあります。

 雷雲の発生を受け、リングの下まで立ち入り禁止となった場合、リングの内側と外側の移動が著しく制限されるばかりか、安全な避難場所の確保においても、大混乱を招く事態が容易に想像されます」(事件担当記者)

 もともとリングに関しては、万博を運営する日本国際博覧会協会が作成した防災計画においても、早々に落雷の危険性が指摘されていた。

「防災計画では、2022年に大阪周辺で落雷があった日数が 、雷の原因となる積乱雲が発生しやすい夏季(7~9月)に集中していることに言及。

 その上で会場内の災害想定として、《高さ20mの大屋根リング上や静けさの森 等の樹木がある場所は他と比べて、落雷の可能性が高い》としています。

 7~9月といえば開催期間の半分に相当しますが、なぜ今ごろになって落雷の危険性が指摘され始めたのか。ゲリラ雷雨の予報があっても雨宿りさえできない “大屋根” になんの意味があるのでしょうか。雷の恐れがあるとき、来場者をどこへどう誘導するのかなど、より具体的な対策を講じてほしいところです」(同)

 リングが「落雷の危険に脆弱なのではないか」という声を受け、大阪万博の会場デザインプロデューサーで建築家の藤本壮介氏は、6月25日、自身のXアカウントでこう呼びかけている。

《2025万博 いろいろな憶測が流れていますが、大屋根リングには避雷設備が設置してありますのでご安心ください さらに落雷リスクに応じてリングへの入場を制限するなど、運営側でも対応します》

 異常気象が取り沙汰される昨今、藤本氏の言うところの “対応” がどこまでゲリラ雷雨への安全配慮を考えたものなのか、大いに疑問が残る――。

 実際、Yahoo!ニュースやXには、不安のコメントが相次いで寄せられている。

《大屋根って暑さや雨から来場者を守るものだと思っていました。 落雷危険で立ち入り禁止? ここから立ち退けっていうのでしょうか?》

《大屋根は上だけじゃなく下にいても感電の危険があるのか。350億もかけて雨よけにもならないって事やね。子ども動員に利用して行かせていい場所じゃないで》

《ちょっと待て!大屋根リングの内外が通行不可で雷雨の雨宿りもできへんやん!》

 はたして、大阪万博はゲリラ雷雨にうまく対応できるのか。来夏、万博へ足を運ぶ前には、雷予報チェックが必須となりそうだ。