「海自逮捕」防衛相報告資料に記載 次官に口頭で説明 不正受給

AI要約

防衛省は26日、海上自衛隊の「潜水手当」不正受給を巡る隊員の逮捕が木原稔防衛相に報告されなかった経緯に関する調査結果を発表。

人事教育局長(当時)が5日に木原氏に隊員らの懲戒処分を報告した際の説明資料に、逮捕については注釈で記載されていたと明らかにした。

防衛省は12日に不正受給などに関する懲戒処分を発表。ただ、昨年11月に4人が警務隊に逮捕されていたことは公表しなかった。木原氏は今月19日の記者会見で、逮捕については18日深夜に秘書官から報告を受けたと説明していた。

 防衛省は26日、海上自衛隊の「潜水手当」不正受給を巡る隊員の逮捕が木原稔防衛相に報告されなかった経緯に関する調査結果を発表した。

 人事教育局長(当時)が5日に木原氏に隊員らの懲戒処分を報告した際の説明資料に、逮捕については注釈で記載されていたと明らかにした。口頭での説明はなかったという。

 防衛省は12日に不正受給などに関する懲戒処分を発表。ただ、昨年11月に4人が警務隊に逮捕されていたことは公表しなかった。木原氏は今月19日の記者会見で、逮捕については18日深夜に秘書官から報告を受けたと説明していた。

 一方、同局の担当者は、増田和夫事務次官には3日に処分に関して報告し、逮捕については口頭でも説明していた。同省は、木原氏への報告に短い時間しか取れず「情報の取捨を誤った」としている。