防衛省不祥事に「強い危機感」岸田首相 「組織の早急な立て直し」木原防衛相に指示
AI要約
岸田首相は26日、防衛省・自衛隊で不適切な特定秘密の運用などの不祥事が相次いでいることに危機感を示し、木原防衛相に組織の立て直しを指示した。
岸田首相は防衛力強化を最重要課題と位置づけ、国民の信頼回復のために組織の再建を要請した。
木原防衛相は体質改善や意識改革を強調し、再発防止に向けリーダーシップを取る考えを示した。
岸田首相は26日、防衛省・自衛隊で特定秘密の不適切な運用などの不祥事が相次いでいることについて「強い危機感を感じている」として、木原防衛相に対し、「組織の早急な立て直し」を指示した。
岸田首相と官邸で面会した木原防衛相が記者団に明らかにした。
岸田首相は木原防衛相に対し、「防衛力の抜本的強化は最重要課題で、国民の強い支持と信頼があって初めて推進できる政策だ」と述べた上で、「国民の信頼を著しく損なう事案が相次いで発生したことに強い危機感を感じている」との認識を伝えた。そして、「防衛省・自衛隊組織そのものを早急に立て直し、国民の信頼回復に繋げてほしい」と指示した。
木原防衛相は記者団に対し、「防衛省・自衛隊の組織の体質改善や、隊員一人一人の意識改革が必要ではないか」と語り、再発防止に向け「リーダーシップをとってやっていきたい」と強調した。
