「食中毒をゼロに」弘前工業高校の生徒たちが開発 腐敗検知スプーン
弘前工業高校の生徒たちが開発した食品の腐敗を検知するスプーン型の装置が国際的なものづくりコンテストで入賞しました。
装置は食品にスプーンを当てることで腐敗を検知し、食中毒を防ぐために開発されました。
生徒たちは腐敗検知装置の実用化を目指し、特許を出願しています。
弘前市の高校に通う生徒たちが開発した食品の腐敗を検知するスプーン型の装置が国際的なものづくりコンテストで入賞しました。
装置を開発したのは弘前工業高校情報技術科の3年生5人です。食品の腐敗検知装置「シルバースプーン」はことし4月に宮城県仙台市で開かれた「国際イノベーションコンテスト国内予選」で4位と高校生で唯一入賞しました。
★弘前工業 髙木慈永さん
「これは食品にスプーンを当てたときにここでにおいを検知して食品が腐っているかどうかを判断することができるデバイスになっています」
腐敗が進んだ鶏肉で試してみると…。腐敗を知らせるブザーが鳴りました。開発のきっかけは去年、八戸市の業者が製造した弁当が原因の集団食中毒です。生徒たちは食中毒を減らしたいと3Dプリンターで作ったスプーンに小型センサーなどを取り付け装置を開発しました。
★弘前工業 鳥居凛太郎さん
「世界で今、食中毒がたくさん起こっているんですが それを将来的にはゼロにしてみんなが安全で楽しく食事をできるようになれば良いと思っています」
現在シルバースプーンの実用化をめざして特許を出願中です。