170回無賃乗車繰り返した京都市交通局職員を懲戒免職

AI要約

京都市交通局が無賃乗車を繰り返した職員を処分した。研修生と助役が懲戒免職された。

研修生は改札を通過する手口で9回、助役は機器を操作して170回の無賃乗車を行った。

上司も不正の隠蔽を図ったため減給処分を受けた。市交通局は謝罪し遺憾の意を表明した。

170回無賃乗車繰り返した京都市交通局職員を懲戒免職

京都市交通局は26日、市営地下鉄で無賃乗車を繰り返したとして、高速車掌研修生の男性(27)と助役の男性(51)を懲戒免職処分とした。

研修生は5月9~28日、改札の職員に「ごめん、通して」と声をかけて通過するなどの手口で無賃乗車を計9回繰り返した。割増運賃を含む7020円はすでに弁済した。

さらに研修生の不正発覚後、高速鉄道部の全職員の定期券の写しなどを調査したところ、助役の不正が浮上。助役は令和3年10月~今年6月、駅務室で入場記録を取り消す機器を不正に操作して、計170回の無賃乗車を繰り返した。割増運賃を含む16万6140円を弁済した。

このほか研修生の不正の隠蔽(いんぺい)を図ろうとしたとして、上司にあたる男性駅務区長(57)を減給処分とした。

市交通局は「誠に遺憾。大変申し訳ない」と謝罪した。