川崎市立高校40代女性教諭 生徒会費約600万円着服で懲戒免職

AI要約

川崎市教育委員会は市立高校の教諭が生徒会費を着服し、懲戒免職処分にした。

着服金は生活費に充てられたが、全額返済済み。

別の教諭はマッサージ店での不祥事で停職処分を受けたが、不起訴処分。

川崎市立高校40代女性教諭 生徒会費約600万円着服で懲戒免職

川崎市教育委員会は市立高校の教諭が生徒会費580万円あまりを着服したとして、26日付けで懲戒免職処分にしたと発表しました。

処分を受けたのは市立高津高校の40代の女性教諭です。 女性教諭は生徒会の会計担当になった2022年4月からことし2月にかけて、生徒会費から複数回に分けて584万8550円を通帳から引き出し、着服していました。

ことし4月、女性教諭が不在にしていた間、教頭が出金のため通帳を確認して発覚。

使途不明金の引き出しは少なくとも79回に上っています。

女性教諭は市教委の聞き取りに対し、着服した金を食費や滞ったクレジットカードなどの生活費に充てていたと話していて、6月25日に全額返済しています。

生徒会費は主に「徴収金」として全校生徒およそ820人の保護者から毎月800円集めていたものを積み立てていたもので、文化祭や体育祭などイベント時の装飾費や部活動の大会参加費などに活用されています。

市教委は刑事告発の可能性も含め高津署に相談するとともに、これまで会計担当教諭の名義にしていた通帳を校長名義に変更し、出金の際は必ず管理職の決裁を経て行うように改めるとしています。

また、去年10月に横浜市都筑区のマッサージ店で女性従業員の太ももや尻などを触ったとして書類送検された多摩区内の市立中学校の61歳の男性教諭を停職3か月の懲戒処分にしています。

男性教諭は横浜地検が6月27日付で不起訴処分としています。