熱中症特別警戒アラート、奈良市が独自対応 市立学校など臨時休業も

AI要約

奈良市が熱中症特別警戒アラートに関連した市立学校や幼稚園の対応を発表した。

特別警戒アラートが発表されなくても、暑さ指数が35以上で臨時休業となる条件が設定された。

保育園やこども園では保育の必要がない子供は休業し、学童保育は特別警戒アラートにかかわらず開所する。

熱中症特別警戒アラート、奈良市が独自対応 市立学校など臨時休業も

災害級の酷暑が予想される場合に発表される「熱中症特別警戒アラート」に関連し、奈良市は市立学校や幼稚園などの独自の対応を発表した。市内に2カ所ある観測地点のいずれかで「暑さ指数」が35以上になった場合、特別警戒アラートが発表されなくても原則臨時休業とする。

小中学校はすでに夏休みに入っているが、条件に合致した場合、部活動や学校施設の開放事業を中止する。保育園やこども園では、保育の必要がない1号認定の子供については休業とし、保護者の就労といった事情がある場合に適用される2、3号認定の子供は登降園時の安全確保に留意してもらって保育を行う。幼稚園の一時預かりも実施する。

一方、学童保育の「バンビーホーム」は小学校の夏休み期間中、特別警戒アラートにかかわらず開所する予定。夏休み明けは小学校に準じて休業する。

特別警戒アラートは、気温と湿度などから算出する「暑さ指数」が県内の6観測地点すべてで35以上になると予想される際、前日午後2時に発表される。同市は気象に地域差があるとして、市内分の暑さ指数だけで対応を決めることにした。