巨大キャベツにひび割れトマト 次々届く変形した野菜、原因は暑さか

AI要約

茨城県産キャベツや高知県産ピーマン、福井県産トマトなど、規格外の夏野菜を低価格で定期配送する取り組みが注目を集めている。

今年は暑さの影響で、規格外の夏野菜が早く届き、消費者には味に違いがないと評判だ。

夏野菜を中心に約2400個の段ボールが消費者に配送され、食品ロス削減に貢献している。

巨大キャベツにひび割れトマト 次々届く変形した野菜、原因は暑さか

 通常の倍の2・5キログラムになった茨城県産キャベツ、先が細くなって変形した高知県産ピーマン、ひび割れした福井県産トマト……。コンベヤーの上を次々と変形した野菜入りの段ボールが流れてくる。

 食品ロスを削減しようと、エクネス(福井県鯖江市)では、2年前から、こうした規格外の野菜を低価格で定期配送している。7月上旬、スタッフ10人ほどが室温10度の冷蔵室で、野菜を段ボールに詰め込む作業に追われていた。

 今年は、提携する農家から規格外の夏野菜が、昨年より1カ月も早い5月末から届き始めた。6月は夏野菜を中心に9~13品目が入る段ボールを約2400個、消費者に配送した。味は正規品と変わらないという。

 主な原因は暑さと見られる。