岸田首相、イラン次期大統領のペゼシュキアン氏と電話会談 核合意など意見交換

AI要約

岸田文雄首相は、イランの新大統領ペゼシュキアン氏と電話会談し、両国の友好関係を強調しつつ、関係の発展を図る意向を伝えた。

中東情勢やイランの役割について意見交換し、首相はイランに中東の平和と安定に貢献することを期待している旨を述べた。

保守強硬派の前大統領の死去を受け、対外融和を掲げるペゼシュキアン氏が大統領選で当選し、首相との意思疎通を強化する方針になっている。

岸田首相、イラン次期大統領のペゼシュキアン氏と電話会談 核合意など意見交換

岸田文雄首相は22日、イランのペゼシュキアン次期大統領と電話会談した。首相は「両国の伝統的友好関係に基づき、関係の一層の発展に向け、ともに取り組みたい」との意向を伝え、意思疎通を継続していくことで一致した。

中東情勢について意見交換し、首相は「イランが中東の平和と安定へ一層建設的な役割を果たし、国際社会との協調を進めることを強く期待している」との考えも伝えた。イランが2015年に欧米などと結んだ「核合意」をめぐる情勢でも意見交換した。

イランでは保守強硬派のライシ前大統領が5月にヘリコプター事故で死去。ペゼシュキアン氏は対外融和を掲げ、今月の大統領選で当選した。