真相解明へ職員アンケート 斎藤知事のパワハラ疑惑で 兵庫県議会

AI要約

兵庫県議会は19日の調査特別委員会で、斎藤元彦知事によるパワハラや物品要求などの疑惑に関する県職員アンケートを実施することを決めた。

一連の疑惑を文書で告発した後に死亡した職員が残した資料も採用され、斎藤知事の不適切な行動が記録されていた。

アンケートは約9700人の職員を対象に斎藤知事のパワハラや物品要求の経験を調査するもので、調査は外部機関に委託される。

 兵庫県議会は19日の調査特別委員会(百条委員会)で、斎藤元彦知事(46)によるパワハラや物品要求などの疑惑に関する県職員アンケートを実施することを決めた。

 このほか、一連の疑惑を文書で告発した後に死亡した職員が生前に残した資料も正式に採用した。

 アンケートは、斎藤氏によるパワハラや物品要求を見聞きしたかどうかを問う内容で、原則インターネットで回答。記名、無記名のいずれも選べる形式とした。調査の集計、管理は外部の調査機関に委託する。県議会事務局によるとアンケートの対象職員は約9700人。

 告発した職員が生前に残した資料は、「死をもって抗議する」と記された本人のメッセージや斎藤氏の音声データなど。出張先の特産ワインに関する斎藤氏の「まだ飲んだことがない。折を見てお願いします」との発言などが録音されていた。