パワハラ疑惑の斎藤元彦・兵庫知事 改めて辞職を否定

AI要約

兵庫県の斎藤元彦知事がパワーハラスメントの疑惑を否定し、辞任しない意向を表明。

自民県連会長の発言に真摯に受け止める姿勢を見せる。

元県庁職員の告発を受けた元県西播磨県民局長の死亡や副知事の辞任など、一連の問題が混迷を深めている。

パワハラ疑惑の斎藤元彦・兵庫知事 改めて辞職を否定

 兵庫県の斎藤元彦知事が県職員へのパワーハラスメントなどの疑惑を文書で告発された問題で、斎藤知事は16日の定例記者会見で「より良い県政を目指すのが私の責任だ」などと述べ、改めて辞職を否定した。

 自民県連会長の末松信介・元文部科学相が14日、事実上の辞職を求める発言をしたことについては「真摯(しんし)に受け止める」とした。

 一連の問題を巡っては、告発文を作成した元県西播磨県民局長が19日に開かれる県議会の調査特別委員会(百条委)で証人尋問に応じる予定だったが、7日に死亡しているのが見つかった。また、知事の最側近だった片山安孝副知事が県政混乱の責任を取って辞職を表明している。【中尾卓英】