被災ウミガメ8匹、能登に戻る 水族館20日再開、福井に避難

AI要約

のとじま水族館の被災したウミガメ8匹が越前松島水族館から帰還し、営業再開に向け準備が進む。

越前松島水族館で飼育員らがウミガメを慎重に運び出し、元気そうな姿に安堵の声が上がる。

ペンギン16匹も他の施設から戻り、20日の営業再開に向けて施設が整えられている。

 能登半島地震で被災し、飼育が困難になっていた「のとじま水族館」(石川県七尾市)に10日、越前松島水族館(福井県坂井市)に避難させていたウミガメ8匹が帰還した。他の施設からペンギン16匹も戻っており、20日の営業再開に向け、着々と準備が進む。

 越前松島水族館では10日、両水族館の飼育員らが、1匹ずつトレーに入ったウミガメをトラックの荷台へと慎重に運び込むとともに、健康状態などの引き継ぎを進めた。のとじま水族館の北川恭大飼育員(25)は「元気な様子でうれしい。営業再開の時には元気な姿を皆さんにも見てもらいたい」と笑顔で語った。