精密、折り紙の恐竜骨格 ティラノサウルスやプテラノドンを再現 長野

AI要約

松本市の四賀化石館では、折り紙で恐竜の骨格を再現した作品が展示されている。

制作は信州大大学院の山下祐磨さんによるもので、精密に再現された骨格が小さな折り紙作品に表現されている。

展示は子どもたちにも人気があり、今後はクジラの折り紙制作も考えられている。

精密、折り紙の恐竜骨格 ティラノサウルスやプテラノドンを再現 長野

 肉食恐竜のティラノサウルスや翼竜のプテラノドン…。長野県松本市にある四賀化石館の玄関に、恐竜の骨格を折り紙で再現した8作品が並んでいる。折り紙で再現した「体長」は15~60センチと比較的小さいが、骨格まで精密に再現されている。

 制作したのは、信州大大学院総合理工学研究科理学専攻(松本市)を修了した山下祐磨さん(28)=岐阜県。山下さんが骨格を観察しながら立体的に表現した。

 展示は山下さんの後輩で、4月から化石館で学芸員を務める塙東子さん(25)が発案。信大の研究室にあった折り紙を借り、6月末に展示を始めたところ、子どもたちからの評判も上々。塙さんは「頭にあるとげの形がかっこいい」というスティラコサウルスがお気に入りで「時代を踏まえた形でも並べてみたい」と話している。

 山下さんは今後、化石館で展示されている県天然記念物「シガマッコウクジラ」などクジラの制作も考えているという。

 展示は当面の間行う。月曜休館。