【号泣】「確かに知事の色々な課題はある」兵庫県・片山副知事が涙の辞職会見…パワハラ疑惑の斎藤知事は辞職真っ向否定「信頼関係を再構築」

AI要約

兵庫県・斎藤知事によるパワハラ疑惑に関連して、副知事が辞職する意向を表明したが、知事は辞職しない意向を示している。

元幹部職員の告発により始まった騒動は、内部調査の結果「事実無根」であるとされたが、その後元幹部職員が死亡し、県内で不穏な空気が広がっている。

斎藤知事は辞職を断り、今後は第三者委員会を通じて信頼関係の再構築に努めると述べた。

【号泣】「確かに知事の色々な課題はある」兵庫県・片山副知事が涙の辞職会見…パワハラ疑惑の斎藤知事は辞職真っ向否定「信頼関係を再構築」

兵庫県・斎藤知事によるパワハラ疑惑を巡り、7月12日、副知事が辞職する考えを表明。本来の当事者である斎藤知事が取材に応じ、改めて自身は辞職しない考えを示した。

兵庫県・斎藤元彦知事:

県政を前に進めていくこと、そのために全力で力を尽くしていくことが、私の責任の果たし方だと考えています。

この6時間前、右腕である片山安孝副知事は、県政の混乱の責任を取るため辞職する意向を明かした。その最中には、感情が高ぶり涙を見せる場面もあった。

兵庫県・片山安孝副知事:

なんで知事を支えられなかったのか、悔しゅうてしゃあないですよ。自分の能力がなかったと思っている。一生懸命やっている知事を、なんで支えられなかったか。

確かに知事の色々な課題はある。その点は謝るが、支えることができなかった自分に対する非常に強い自責の念がある。

ことの始まりは2024年3月、兵庫県の元幹部職員が斎藤知事のパワハラ行為などを告発したことだ。

「知事のパワハラは職員の限界を超えている」

告発文の中には、具体的な内容も記されていた。

告発文の内容:

出張先の施設のエントランスが自動車進入禁止のため、20メートルほど手前で公用車を降りて歩かされただけで、出迎えた職員・関係者を怒鳴り散らした

この告発文について県は、内部調査の結果、「事実無根」だとして元幹部職員を懲戒処分とした。

その後、告発の真偽を確かめるため、強い調査権限を持つ百条委員会が設置され、7月には元幹部職員も証人として出席する予定だった。

しかし、7月7日、元幹部職員が死亡しているのが見つかった。自殺とみられている。

この事態を受け、県の職員の半数近くが加盟する労働組合が10日、斎藤知事の辞職を要求。

これに対し、斎藤知事は辞職しない考えを示した。

一連の事態を巡り、県には今週だけで700件以上の意見が寄せられた。

そのほとんどが斎藤知事の辞職を求める声だという。

そうした中で7月12日、片山副知事が県政の混乱の責任を取るとして、辞職する意向を示したのだ。

兵庫県・片山安孝副知事:

副知事が責任を取って退任すべきであると判断した。

副知事は、斎藤知事にも自身とともに辞職するよう促したものの、斎藤知事は『県民の負託を受けている』などとして辞職を断ったということだ。

そして午後5時過ぎ、渦中の斎藤知事が取材に応じ、改めて辞職しない考えを示した。

兵庫県・斎藤元彦知事:

これから百条委員会 第三者委員会などを通じて、今回の文書問題の対応をしっかりとしていく。さらには、県職員、多くのみなさまと信頼関係を再構築していく。それによって、県政を立て直していくのが私の大きな責任だと思っています。

(「イット!」7月12日放送より)