兵庫知事文書問題で批判殺到、元職員の死亡後に電話300件超

AI要約

兵庫県の西播磨県民局長が斎藤知事のパワハラ疑惑を告発し、懲戒処分を受けた男性が死亡したことで、県に多数の批判や問い合わせが寄せられている。

男性への処分に疑問の声が相次いでおり、職員の疲弊や業務への影響も懸念されている。

斎藤知事は職員のケアにも配慮する考えを示している。

兵庫知事文書問題で批判殺到、元職員の死亡後に電話300件超

兵庫県の西播磨県民局長だった男性(60)が斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などを告発する文書を作成し、懲戒処分を受けた問題で、男性の死亡が明らかになって以降、県に300件以上の批判や問い合わせの電話があったことが10日、県への取材で分かった。斎藤氏の辞職を求める意見も多いという。

県人事課によると、批判などの電話は8~10日の3日間だけで300件以上に上る。男性に対する停職3カ月の懲戒処分に関し、「重いのではないか」「処分自体がパワハラでは」などと妥当性を疑問視する声が多いという。

担当者は、「職員が疲弊しているのは間違いない。厳しい指摘もあり、職員の業務にも影響が出ている」と困惑した様子。斎藤氏は10日の会見で、こうした対応にあたる職員のケアにもあたる考えを示した。