兵庫県副知事、辞職の意向 告発元幹部死亡で引責か

AI要約

斎藤元知事のパワハラ疑惑を告発し懲戒処分を受けた元局長が死亡。副知事の片山氏が辞職意向を示す。

斎藤知事は辞職要求を受けたが否定。元局長の死亡や片山氏の辞意により県政が混乱。

片山氏は2021年に副知事に就任。元局長の死亡は自殺とみられる。

 兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などを告発する文書を配布し、懲戒処分を受けた元県西播磨県民局長の男性(60)が死亡した問題で、片山安孝副知事が辞職する意向を固めたことが12日、関係者への取材で分かった。近く辞表を提出する見込み。一連の文書問題で県政の混乱を招いた引責とみられる。

 斎藤氏は10日に県職員労働組合から事実上の辞職要求を受けたが、同日の定例記者会見で辞職を否定した。最側近である片山氏の辞意を受け、知事の責任を問う声がさらに高まるのは必至だ。

 元局長の男性は7日、死亡しているのが見つかった。自殺とみられる。

 片山氏は2021年9月に副知事に就任した。