【速報】『知事を続ける』と兵庫県の斎藤知事が表明 自身の『パワハラ疑惑』告発の元県幹部死亡 「悔しゅうてしゃあない」副知事は涙を流し辞職表明 5度知事に「辞職」進言も知事は「固辞」

AI要約

元職員が斎藤元彦知事のパワハラ疑惑を告発し、その後死亡したことで副知事が辞職する意向を示すも、知事は辞任せず続投を表明。

斎藤知事のパワハラ行為を告発した元県民局長が懲戒処分を受けたが、知事の認識が変わりつつあり、委員会が設置された。

元県民局長の自殺や職員組合の要求により、斎藤知事の辞任が求められる中、副知事の辞職意向が表明されたが知事は続投。

兵庫県で斎藤元彦知事のパワハラ疑惑を告発した職員が死亡した問題などを受け、12日副知事が辞職する意向を固めました。

この副知事から5度にわたり辞職を進言されたものの、「固辞」したとされる斎藤知事は午後5時10分すぎに始まった会見で『知事を続ける』と表明しました。

兵庫県の元西播磨県民局長(60)はことし3月、斎藤知事のパワハラ行為などを告発する文書を一部の報道機関などに配布しました。

しかし、斎藤知事は当初「業務時間中に『嘘八百』含めて、文書を作って流す行為は公務員失格です」と語り、県は内部調査の結果、告発文は『事実無根』だとして、元県民局長を停職3カ月の懲戒処分としました。

その後、知事が公務中に20メートル歩かされて職員を厳しく叱責したことを会見で認めるなど、告発文の内容が知事の言う「嘘八百」でないことが明らかになり、強い調査権を持つ『百条委員会』が設置されました。

元県民局長も百条委員会に証人として出頭する予定で、関西テレビの取材に対し、前向きな姿勢を見せていた中、今月7日、姫路市内で死亡しているのが見つかりました。

自殺とみられます。

今月10日には県職員の労働組合が斎藤知事に辞職を要求する異例の事態となっていましたが、斎藤知事は定例会見で、辞職の意向について否定していました。

しかし12日、片山安孝副知事が県政の混乱の責任をとるため今月末で辞職する意向を示し、会見で「ほんまに私は悔しゅうてしゃあないですよ。一生懸命やっている知事を何で支えられなかったんだと。支えることができなかった自分に対する非常に強い自責の念がございます」と涙を流しながら語りました。

片山副知事はこれまで5度にわたり、斎藤知事に辞職を進言したということですが、知事は「固辞」していました。

片山副知事の辞職意向表明を受け、午後5時ごろから斎藤知事が会見に臨み『知事を続ける』と表明しました。