環境大臣 水俣病の患者・被害者団体と再懇談 マイク音量を絞られた松崎氏と意見交わす

AI要約

伊藤環境大臣と水俣病患者団体の再懇談が続けられ、水俣病の認定基準に関する問題点が取り上げられた。

松崎さんはマイクの音量が絞られたことに不快感を表明し、国の認定基準の問題点を指摘した。

伊藤大臣は陳謝し、要望を検討する意向を示しながら、再懇談が続けられることが明らかになった。

環境大臣 水俣病の患者・被害者団体と再懇談 マイク音量を絞られた松崎氏と意見交わす

水俣病の患者・被害者団体と伊藤環境大臣の2日目の再懇談が熊本で行われ、5月の懇談でマイクの音量を絞られた松崎重光さんと意見を交わしました。

2日目の再懇談は、松崎さんの亡くなった妻・悦子さんや水俣病犠牲者たちの位牌がある部屋で行われました。

水俣病患者連合 松崎重光副会長

「互いに腹を割って話をして分かり合えれば、それが一番幸せかと思う」

そのうえで松崎さんは、一緒に暮らした父が水俣病と認められながらも自身が認定されないなど、国の認定基準の問題点などを指摘しました。

これに対し伊藤大臣は、マイクの音を絞ったことについて「真摯に聞き取る態度が欠如していた」と陳謝し、懇談での要望を踏まえて環境省で検討する意向を示しました。

懇談は、きょう午後とあすにも行われます。